教育関係者のための学びの旅を企画してきたEDUTRIP。
この度、初めてポーランドを訪れるプログラムを企画しました。

これまでEDUTRIPでは、オランダ、デンマーク、スウェーデン、フィンランドなど、ヨーロッパ各国の教育現場を訪ねてきました。
その中で学んだことのひとつは、ヨーロッパでは《平和で、民主的で、一人ひとりが幸せな社会》をつくり、維持するべく、過去に起こった戦争・人権侵害の歴史を繰り返さないための不断の取り組みが、学校でも社会全体でも行われているということでした。

今回訪れる「アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所」は、
ホロコーストが行われた象徴的な場所であり、人類の「負の遺産」として保存されてきました。

一方、今の世界情勢は目も当てられない状況です。
ウクライナやパレスチナでは、子どもを含む大勢の市民の命が、毎日奪われています。
それにもかかわらず、2024年現在の世界は、繰り返される殺戮行為を止めることができていません。

「歴史を繰り返さないために学ぶ」。その言葉が今ほど頼りなく聞こえる時代もないかもしれません。

ですが、そんな状況だからこそ【過去】を見つめることを通して、戦争が続く世界に対して【いま】私たちにできることを考えたい。
そんな思いで今回のツアーを企画しました。ポーランドに足を運び、心とからだと頭の全部で、一緒に考えませんか?

▼ワルシャワ
ポーランドの首都であり、同国最大の都市。歴史地区は、戦時中の壊滅的な被害から忠実に復元され、復元に携わった市民たちの思いが伝わってくる場所として世界遺産に登録されている。

クラクフ
ポーランド南部にある古都。11世紀半ばから550年の長きにわたりポーランドの首都でもあった。第二次世界大戦の戦火も逃れ、中世そのままの街並みが息づいている。

オシフィエンチム
ポーランド南部の都市。ナチス政権下では「アウシュヴィッツ」と呼ばれた。郊外に強制収容所が置かれたことで知られる。強制収容所跡は現在「アウシュヴィッツ博物館」として保存され、ユネスコの世界遺産に登録されている。

戦争から復興した美しいワルシャワ、クラクフの街で
観光をしつつ、歴史を学ぶ

ワルシャワでは、戦禍から蘇った街並みを観光することができます。クラクフでは、旧市街の観光に加え、当時ヨーロッパ最大規模のユダヤ人街であったカジミエシュ地区を訪れます。有名な映画「シンドラーのリスト」の舞台になったこの地区には、シンドラーが多くのユダヤ人を労働者としてかくまった工場も博物館となって現存しており、そちらの見学も予定しています。

アウシュヴィッツを訪れる人たちのための施設、 「対話と祈りのセンター」に宿泊し、学びを深める。

オシフィエンチムでは、「対話と祈りのセンター/Center for Dialogue and Prayer」に滞在します。ここは、アウシュヴィッツ強制収容所への訪問者を誰でも受け入れ、体験にじっくりと向き合うことをサポートしてくれる場所で、「カトリックとユダヤ教の宗教指導者たちが集まって和解について語る場」など、宗教や文化の違いを超えた対話の場を提供し、和解へのきっかけをつくっている施設です。

アウシュヴィッツ=ビルケナウ博物館を訪問

アウシュヴィッツ博物館は、1947年に強制収容所の跡地を国立ミュージアムとして永久保存しながら、戦争犯罪の物的証拠を収集・管理、そして学術研究する機関として設立されました。設立当初は元収容者(=生還者)が案内をしていましたが、現在は厳しい試験をクリアした公認ガイドが歴史を伝えています。
私たちが訪問する際には、唯一の日本人ガイドである中谷剛さんにご案内いただだきます。

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岩崎由美子 / Yumiko Iwasaki 
〈 コーディネーター 〉

 高校で交換留学生として米国に1年間留学、その後、大学生、社会人(高校教師)として米国で8年間生活する。その後、国際NGOにて語学プログラムの運営やスタディーツアーの企画・運営を世界50カ国以上で行った。教育、環境、貧困、平和など、スタディーツアーのテーマは多岐に渡る。特に、歴史の継承やその伝え方には強い関心を持ち、ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所をめぐるツアーを担当。幾度も足を運び、ホロコースト生還者の証言会や、生還者と日本の被爆者の面会などもコーディネートした。現在はフリーとなり、翻訳・通訳、スタディーツアーのコーディネーター、NPOのファンドレイザーとして活動中。

▼メッセージ
 私はこれまで世界中で人間の負の歴史を伝える土地を訪れてきましたが、アウシュヴィッツほど人間が過ちを犯す様々な「可能性」を感じる場所はありませんでした。ホロコーストはある時を境に始まったわけではなく、徐々に社会に忍び寄り、いつの間にか同じ社会に暮らす人々を加害者や被害者、もしくは傍観者として、この残虐行為の歯車に組み込んでしまいました。同じように、今世界で起こっていることと自分自身が繋がっていると、日々意識しています。アウシュヴィッツへの訪問は、過去の歴史を学ぶという枠を越えて自分自身に数々の質問を問いかけ、私たちが生きる今の社会に改めて向き合う機会になると思います。

武田緑 / Midori Takeda 
〈 サポートスタッフ|ツアー全体責任者 〉

 1985年生まれ。Demo代表 / 学校DE&Iコンサルタント。学校における【DE&I(多様性・公正・包摂)】をテーマに、研修・講演・執筆、ワークショップやイベントの企画運営、学校現場や教職員への伴走サポート、教育運動づくり等に取り組んでいる。

 これまでに国内外の教育視察企画を多数実施。日本の教育システムや最新の動向に関しても詳しい。教育コーディネーターとして教育課題の解決や、よりよい教育を創造を目指して多岐にわたって活動。訪れた国は60カ国以上。

参加者同士での対話で学びが深まる。
思いを共有できる仲間ができる。

EDUTRIPは、旅の最初のアイスブレイク、学びたいこと・旅の目的を確認/共有するワークから始まります。そして、その日のプログラムで感じたり考えたことを参加者同士で語り合う時間を大切にしています。

同じ場所を訪れ、話を聞いても、それぞれ感じることは違います。ましてや、参加者は、教職員、学生、 NPOスタッフ、企業人、中高生など多様。
それぞれの視点を分かち合うことで、旅での学びは2倍にも、3倍にもになります。

割安な価格設定に加え、早割&学割 / 教職員割の併用でさらにお安く!

「できるだけ安く行きたい!」「できるだけたくさん学びたい!」その両方のニーズにこたえられるのがEDUTRIPです。早割に加えて、現役の教職員の方にもご参加いただけるように、NPO法人School Voice Project との連携により「フキダシ登録者割引」「エンタクユーザー割引」を設けています。
さらに、これからの社会や教育をつくっていく学生さんの方にもご参加いただけるよう、可能な範囲でやさしい料金設定に努めています。他の旅行会社が行うツアーと比べて、低価格でご参加いただけます。

6泊7日 ]2024年8月18日(日)〜8月24日(土)
※詳しい旅程は調整中です。下記から変更になる可能性もあります。あらかじめご了承ください。

8月18日・日(1日目)

・夜、関西国際空港に集合
・空路、経由地であるイスタンブールへ
(機内泊)

 

8月19日・月(2日目)

・航空機を乗り継いでポーランドの首都ワルシャワへ
・スタートミーティング(アイスブレイク&オリエンテーション)
・自由時間(各自観光など)
(ワルシャワ・ホテル泊)

8月20日・火(3日目)

・バスにてクラクフへ移動
カジミエシュ地区(旧ユダヤ人地区)「シンドラーの工場」を見学
・旧市街で自由時間
(クラクフ・ホテル泊)

8月21日・水(4日目)

・バスにてオシフィエンチムへ移動
・アウシュヴィッツ=ビルケナウ博物館を見学(アウシュヴィッツ)
・振り返り
(「平和と祈りのセンター」泊)

8月22日・木(5日目)

・アウシュヴィッツ=ビルケナウ博物館を見学(ビルケナウ)
振り返り
・バスにて
クラクフへ
(クラクフ・ホテル泊)

8月23日・金(6日目)

・早朝、空港へ
・空路、経由地であるイスタンブールへ


8月24日・土(7日目)

航空機を乗り継いで空路、関西空港へ
・着後、解散

【本ツアー概要(再掲)】
・日程:2024年8月18日〜24日
・申込〆切:2024年5月20日(早割適用を希望の場合は4月30日)
・参加費:368,000円〜
・最少催行人数:10名
・定員:25名
・受注型企画旅行
 企画コーディネート:Demo
 手配先旅行会社:豊田旅行
 協力:NPO法人 School Voice Project

【お申込み・お支払いについて】
・ツアー代金に含まれるもの:往復航空券(関西国際発着)、ホテル代(ツインルーム・2名ー室で利用 / 個室希望の場合は別途費用がかかります)、現地での朝食代金、現地交通費、企画料
・ツアー代金に含まれないもの:関西国際空港までの交通費、現地での昼食・夕食代金(行程の都合上、こちらで手配し現金徴収させていただく場合があります)、お土産代、燃油サーチャージ・空港税(変動しますが、3月4日現在で9.7万円程度かかる見込みです)
・まずは以下のリンクからお申し込みエントリーのうえ、参加費の一部(3万円)をお振込ください。(なお申込金は今回の企画料の一部として充当いたします)

【早割について】
・4月30日までに、申込フォームにエントリーのうえ、申込金として参加費の一部(3万円)を下記の口座にお振込みください。なお申込金は今回の企画料の一部として充当させていただきます。
▼振込先口座:三菱UFJ銀行 / 京都支店(店番号431) / 普通 3951108 / 豊田旅行 (トヨダリョコウ トヨダアキラ)
※フォームでのエントリーだけでは早割適用になりませんのでご注意ください。

【フキダシ登録者割について】
・「フキダシ」は、本ツアーの協力団体であるNPO法人School Voice Project が運営している現職の教職員の方を対象としたWEBアンケートサイトです。以下に当てはまる方は登録可能です。申込時点で登録済みであれば割引適用となります。➡︎ 登録はこちら

▼「フキダシ」登録対象は?
小学校~高校年齢の児童・生徒を対象とする、学校教育法に位置づく制度内の学校で働く教員及び職員です。教員だけでなく、事務職員、用務員、給食調理員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、スクールサポートスタッフ、ICT支援員など、学校で働くさまざまな職種の方(非常勤も含む)が登録できます。教育委員会へ出向中の方や休職中(産育休・病休・日本人学校やJICA派遣・大学院在学等)の方も登録可能です。

【エンタクユーザー割について】
・「エンタク」は、本ツアーの協力団体であるNPO法人School Voice Project が運営している教職員と学校現場を応援する市民の方を対象としたオンラインコミュニティです。趣旨や注意事項等をご確認のうえ、よろしければご入会ください。
※ツアー出発時点で入会から2ヶ月以上経過している場合に限り、割引適用となります。➡︎ 登録はこちら

【学割について】
・大学生、大学院生で25歳以下の方が学割対象となります。

【キャンセル規定】
・2024年5月1日〜46日前・・・30,000円(申込金を充当)
・旅行開始の45日前より31日前まで・・・旅費の25%
・旅行開始の30日前より14日前まで・・・旅費の30%
・旅行開始の13日前より前日まで・・・旅費の50%
・旅行開始の前日以降・・・旅費の全額

【その他】
・ツアー参加にあたって、合理的配慮が必要なことがある場合は、気軽にご相談ください。
・ツアーの性質上、小学生以下のお子さんの同行はできかねます。予めご了承ください。

【企画コーディネート・お問い合わせ先】
Demo |EDUTRIP事業部 -  旅行手配:(株)豊田旅行 –

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