参加者の声

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今回のEDU TRIPで私が一番心が動いたのは、マレットファンの方々がスラムの保育所で行った活動の場面でした。瞳をキラキラさせながら参加する子どもたちを見ていると、自然と心があたたかくなりました。たくさんの現場を視察しましたが、共通するのは、『子どもは未来』ということなのだと振り返っています。移民の子たちの学びを保障することで大人が変わり、互いの宗教を尊重しながら学ぶことは、子どもたちがこれからも共に生きることができるようにするためであり、スラムの親子への支援は、親と子がこれからも豊かに繋がり続けるためなのだろう、そしてそのすべては未来に繋がっているのだと思います。また、今回のツアーを共にした皆さんとの出会い、過ごした時間もかけがえのないものでした。互いの気づきを尊重し、多様な視点で共に学べたことに、感謝しています。  
川勝真梨子さん
滋賀県・小学校教諭(タイ参加)
長いこと心の支えだったグルントヴィの教育理念。幸福度世界第一位と言われるデンマークにこの理念が根付いているという事実に、この夏、心が震えました。失敗を恐れることなく、対話しながら安心して学べる・他者と比べられることなく、個の成長を評価してもらえる学校。「先生たちはsweet。相談したらいつも真剣に寄り添って対話してくれるから」と子どもたちが口々に言う学校。これは驚くべき事実でした。国のカタチは違えども、子どもたちの生きる権利は同じです。私たちの目の前にいる子どもたちは今を思いっきり生きているでしょうか。自問自答は尽きませんが、これからでもやれることはたくさんありそうです。この意思を持って元気に動いていきたいと思います。子どもたち、そして大人たちの幸せのために。
松永久美さん
大分県・小学校教諭(デンマーク参加)
移民、宗教、労働、言語、すでに、あるいはこれからグローバル社会の中で日本がぶち当たる全ての壁を乗り越えるカギは「教育」にあった。貧民街の子どもに夢を聞けば「エビがむきたい」、何故ならほんの少しばかりのお金が「今」もらえるから。タイではそこから救い出すための手段として学校があった。心ある人に救われ、学校に通うことになった子達にもう一度夢を聞く。「学校の先生になりたいんだ」「誰かにモノをつくるんだ」。彼らはまだ見ぬ「先」を、自分達が将来喜ばすことができる「誰か」を自由に思い描く。【「未来」という名の選択肢を得る】。学校の存在意義がシンプルながらもリアリティを持って目の前に広がる。この経験の以前と以後で私の世界の見え方は大きく変わった。
大山力也さん
鳥取城北高校・教諭(タイ参加)
フィジーで過ごす6日間はとても新鮮であり常にどこか懐かしさがつきまとっていました。 フィジーで感じる豊かな時間は、FIJI-TIME と呼ばれていました。 普段都会の喧騒で過ごす私の心をFIJI-TIME は見事に浄化し洗練してくれました。 さらに街を歩いているとフィジアンたちは 見知らぬ私にBULA!! と陽気に最高の笑顔で挨拶を交わしてくれます。 そんな挨拶を重ねるうちにFIJI-TIMEが自分の心をどんどん解放してくれました。 そんな心の解放が、さらにフィジーの居心地を良くしてくれました。 ふとした瞬間「これが幸せの実感なのか」と感じたことを今でも覚えています。そして、私は私なりに考えました。 幸福度が世界一高い国フィジーで「幸せの本質」とは何かを。 フィジーという国が私の心の中から引き出してくれたその答えは、「幸せとは、幸せを追い求めた瞬間から乖離されるものであり、幸せは“状態”で決まるものではなく、その人自身の“感度”で決まる。」という答えです。 日本に帰国後この答えを持って幸せの感度を今後どのように育み育めるかを、教育に携わる一個人として追求していきたい気持ちが高まりました。自分のこれからの人生に大きな影響を与えてくれたフィジアンたちに心から感謝しています。
鷲見俊介さん
私立中高一貫校・教諭(フィジー参加)
旅行前、私の旅での目標は、本や人から聞くだけでは分からない教育の現場を、直接見て感じて知ることでした。しかし、実際は想像していたものよりはるかに充実した旅にすることが出来たと感じています。 そう感じることができるのは、その国の文化や街並み、人に直接触れたこと、同じ想いや、意志を持った日本の仲間とも繋がることが出来たこと、その仲間と共に日本やデンマークについていろいろな立場から話すことが出来たことなどでした。
特に仲間と出会うことが出来たことはとても嬉しく、旅の経験も仲間も大切な財産になったと思っています。
杉村元さん
島根県・高校2年生(デンマーク参加)
現場にいると時の流れがはやく、 日々慌ただしく一年が過ぎ去っていく。 年々出来ることは増えているのかもしれないけれど。 それを見つめ直す間も十分ないまま、 次のスタートに立つ。 「これで自分はいいのだろうか」 「このまま仕事を続けていくんだろうか」 そんなことを思っていたときに、 出会ったのがこのオランダツアーです。 忙しい時期でしたが、思い切って行って良かったと思っています。 他国の現場は新鮮でたくさん刺激をもらったことはもちろんですが、 一番良かったことは、今日見たことを題材に参加者同士で毎日いろんな話を出来たことです。 正直職場での研修よりずっと頭を使いました。 それは、正解を求める話し合いではなく、 自分はどう思うかの伝え合いで 話すごとに自分中が整理できていくように感じました。 このツアーで見たことが 即日本の現場に活かせるかと言われれば、 それはノーです。 ただ、私の中にはツアーに参加する前にはなかった視点が出来たはずです。 現場で奮闘する先生にこそ、 是非体験してほしい経験です。
中村慶子さん
滋賀県・中学校教員(オランダ参加)
ツアーを通して最も強く感じたことは、オランダで働く教師が「教育を通して社会をより良くする」という強い意思をもっている、ということでした。私にはそれがとても羨ましく思えました。というのも、私は日本に対して「どうせ何も変わらない、組織や社会とはそういうもの」と勝手に決めつけていたからです。しかし、オランダではそうではありませんでした。オランダでは、みんながより良い社会について考え、行動することに好意的でした。日本がオランダと全く同じになればいいとは考えていません。しかし、オランダの教育や文化の中から学ぶことは、とても多いと思います。是非、いっしょにより良い社会を考え、行動していきましょう!
大曽根彬さん
東京学芸大学/教職大学院・教員志望(オランダ参加)
これから更に発展していくタイの教育現場で、全ての子ども達の学びを保障する為、そしてより良い教育を追及するために奮闘する人々の生の声を聞き、そこで学ぶ子供達に出会いました。
タイ政府から身を隠し、息を潜めていた移民の子ども達を救ったNGO団体。深刻な経済格差の中、スラム地区で保育所を立ち上げ、子どもの居場所を守り続ける校長先生。よりよい教育のあり方を追求する、仏教をベースにしたオルタナティブスクール。人生をかけて子供達の教育に携わる人々との出会いが、多くの気づきと共に、私の中で深く心に刻まれました。
「教育って、やっぱ人だよね」
ツアー参加者のそんな言葉が心に沁みました。
我喜屋 南さん
兵庫県・特別支援学校教員(タイ参加)
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